吉田拓史(よしだ・たくし) Takushi Yoshida 1985,04,15 新潟県糸魚川市生まれ

Brief Bio 簡単なバイオグラフィ

吉田拓史(よしだ・たくし、Yoshi)は、調査報道や市場調査、企業分析のスペシャリストであり、デジタルメディア製品のプロダクトマネジメント、ソフトウェア開発、事業開発、財務、会計、法務を同時に行なった経験を持っています。

2010年に早稲田大学政治経済学部政治学科で学士号を取得しました。朝日新聞社本社でお手伝い係としてアルバイトをしました。

2010〜2015年のインドネシアの邦字新聞でのジャーナリスト活動時には同国の政治・経済に最も通暁した日本人として、同国の日系ビジネスコミュニティで評価され、インドネシアの要人からもその存在を認知されていました。目覚ましい功績は2つあります。1つは2014年大統領選挙での予測は極めて正確なものであり、それを本職とする人々を圧倒したことです。もう1つは当時同国政府の予算の2割程度を締めたガソリン補助金をめぐる汚職疑惑を最初に報じた外国人ジャーナリストとなったことです。

2015〜2017年の間は米系デジタルマーケティングメディアDIGIDAYの日本版の立ち上げ編集者を務めました。翻訳行程、編集手法、取材記事の作成のほか、同メディアの収益化源のイベント事業のためのコミュニティの形成やリレーションづくり、営業活動などで決定的な仕事を果たしました。日本のメディア業界における米国のデジタルマーケティングに関連する知識を持つ有数の人材となりました。

2017年から現在まで、有料購読ニュースアプリを開発するスタートアップAxionに携わっています。デジタルメディア製品のプロダクトマネジメント、ソフトウェア開発、事業開発、財務、会計、法務を同時に行なっています。3年間の検証によって、開発する製品の事業化可能性を突き止め、また日本の既存のエコシステムではグローバルレベルのスタートアップを作ることが難しいという財務的な発見をしました。

経歴

教育


経歴の要約

2017年9月定額制マガジンアプリ「Axion」を開始

原稿編集執筆、動画製作、フロントエンドエンジニアリング、事業計画、財務計画などを策定。19年4月に正式に株式会社アクシオンテクノロジーズ創業。

2015年~2017年 DIGIDAY日本版 編集者・アナリスト

2010〜2015年 じゃかるた新聞(在ジャカルタ)編集記者


インターネット活動

Youtube

Axion Channel

twitter

@taxiyoshida

GitHub

taxiyoshida

Presentation

「Smart Node : 分散自律時代の情報流通、メディアの再発明(Japanese)」

Music

Alcoholic Vivi TAKUSHI YOSHIDA

Novels

「月の恋人」(2015年5月製作) 「カオスが見た夢」(2015年2月製作) 「未来はいま深い海のなかを潜っている」(2013年製作)

Flickr

taxiyoshida

Hobby

Walking, Travel, Movie, Shogi, Watching Tennis Game, Manga, Japanese Animation, DTM

Donation

Amazon Wish List

contact

Twitter @taxiyoshida yoshi@axion.zone

詳細な経歴

CEO、Axion

最初の12ヵ月を描いたブログ

スタートアップの12カ月の冒険

プロジェクトの進捗状況に関するブログ「今週の進捗」

とりあえず新規ウェブサイトを製作 - axion.zoneの進捗

編集者、アナリスト DIGIDAY

デジタルマーケティングだけではない広範な領域を取材。アドテクはビジネスサイドとしてはかなり詳しい。マーケティングオートメーション、マーケティングクラウド等もカバー。

Fintech

デジタル決済革命はアジアで起きている:先進国凌ぐ中印[2017/4/17]

Big Tech

広告海外戦略の一歩は世界で22兆円使う中国人観光客:テンセント・シニアダイレクター・ベニー・ホー氏[2016/8/18]

Twitterのライブ動画がテレビを招き入れる背景:Periscopeケイヴォン・ベイポーCEO[2016/10/31]

「Twitterの価値はライブであり、アルゴリズムではない」:グローバルブランド責任者 メリッサ・バーンズ氏[2016/5/23]

デジタルトランスフォーメーション(DX)

データ分析を昇華し経営層につなぐ:デロイトアナリティクス 矢部誠氏[2017/3/27]

デザイン・コンサル・テクノロジーの三位一体が企業の問題を解決する:SAP Japan CIO馬場渉氏[2017/1/18]

ワトソンもわかりやすくなるIBMのデザイン:最高位デザイナー、ダグ・パウエル氏[2016/9/20]

データ分析者にキャリアパスを:ブレインパッド会長 草野隆史氏[2017/2/15]

デジタルビジネスに不可欠な高級テック人材を獲得せよ:ガートナー[2017/5/10]

デジタルマーケティング

デジタル広告のプロセスは自動化できる:Adobe取締役ムンゴヴァン氏[2016/8/22]

デジタル顧客獲得能力をCRMの外まで拡張する:セールスフォース50億ドル買収の理由[2017/6/21]

アプリマーケのROAS最適化は機械にお任せ:AppLovin代表取締役 林宣多氏[2017/2/13]

コンテンツレコメンデーションは12兆円市場になる:Taboola CEOアダム・シンゴルダ[2016/12/27]

アプリ業者は全需要を同列に扱う「メディエーション」を検討するべき:MoPub 伊藤荘一氏[2017/6/19]

メディア・コンテンツ

デジタル広告はブランディングの役割を果たせる:Buzzfeed ジョナ・ペレッティCEO[2016/11/2]

いつ音楽ストリーミングはキャズムを超える?:ローンチ5カ月のSpotify Japan[2017/2/23]

Fintech

ロボアドバイザーが個人と世界経済をつなぐ:お金のデザイン北澤COO[2016/9/29]

フィンテックはデータで進化する:会計クラウドfreee 佐々木CEO[2016/9/26]

スタートアップ

企業アプリは伝統的なマーケティングでグロースできる:App Annie CMOアル・カンパ氏

アジアで「動画+インフルエンサー+コマース」のモデルつくる:C Channel代表取締役 森川亮氏[2017/2/21]

暗号通貨・ブロックチェーン

インターネットの次、ブロックチェーンの基盤を固めるとき:伊藤譲一氏、村井純氏らが指摘[2017/6/21]

日本のメディア業界

「デジタルに言論空間をつくることがレガシーの責務」:読売新聞 取締役メディア局長 福士千恵子氏

「オーディエンスファーストで読者の居場所にいち早く」:毎日新聞デジタル担当取締役 小川 一氏

「デジタル化はメディアの危機ではなくチャンス」:朝日新聞デジタル担当役員・大西弘美氏[2016/5/11]

日経、若年層向け新デジタル媒体ローンチ、加速する広告戦略:電子版役員渡辺氏インタビュー[2016/2/13]

「顔の見える」読者を集めることが デジタルメディアの急務:講談社・長崎亘宏氏インタビュー[2016/8/8]

「紙のビジネスをデジタル化する時代は終わった」:産経デジタル CEO 鳥居 洋介氏[2016/12/26]

EC事業10周年、集英社による「顧客体験」向上の取り組み:同社 取締役 小林 桂氏

デジタル変革はトップダウンからフラット化のフェーズへ:ハースト婦人画報社 CEO イヴ・ブゴン氏

編集記者 じゃかるた新聞

注リンク先消失 :サイト運営者によるサイト改修時に記事へのリンク先が消失してしまったようです)

私は2010年から2015年の約5年間、東南アジア最大経済のインドネシアの首都ジャカルタで政治経済を担当する記者を経験しました。日々の取材だけでなく、新聞編集ソフトで誌面編集をし、最終的に誌面編集をインドネシア人スタッフに移管するなどさまざまな仕事を経験しました。現地社会に深く入り、新しい思考の極を東南アジアで獲得し、いまも持ち続けています。

政治経済

政治担当記者だが、経済分野も深く関与。マクロ経済、金融は得意だった。

ASEAN / APEC取材

2014年インドネシア大統領選

Joko Widodo、Prabowo Subiantoの両陣営に選挙戦当初から取材を続けた。初代大統領スカルノや知識層の流れを組む民主派と、第2代大統領スハルトの流れを含む開発独裁派の対決構造を早い段階からキャッチ。開発独裁派の石油輸入に絡む汚職疑惑をめぐるスクープを執筆した(英語で書いておけばよかった!)

大統領選に絡む宗教問題

インドネシアはムスリムマジョリティだが、イスラムのあり方は多様だ。大統領選挙ではムスリムの各勢力とプロテスタント、カトリックなどの宗教に関して激しい中傷合戦が行われた。特に重要だったのがジョコ・ウィドド氏の出自を華人とし、キリスト教徒と虚偽の情報流すタブロイド「オボールラクヤット」だった(2016年米大統領戦の偽ニュースに似ています)。

投票と憲法裁判所の審査

メディア執筆

「石油マフィア」スクープ

2014.9 国家予算に莫大な負担を負わせた、低質石油の価格をシンガポールの取引所で嵩上げして国営企業に買い取らせ、最終的に補助金で嵩上げ分を補填する汚職スキームの全容を明らかにした。この汚職スキームに関する報道は海外メディアでは初めて。現地日系社会にも大きな影響を与えた。大統領選挙の背景にある利権争いのなかでも中核的なもので、ジョコウィ政権成立後これらはおおむね排除された(2017/1/7時点)。

ガソリン補助金

ジョコ・ウィドド大統領(2014年〜)の伝記

ジョコウィ大統領の生涯を振り返るシリーズ。ジョコウィ氏の地元に出向き、50万都市の市長、1000万都市の州知事の軌跡を再現した。

都市問題

グレーゾーン居住状態の集落での火災を取材したことをきっかけに、貧困、人口流入、洪水、インフラなどの都市問題を調査し、解決策を探った。こちらのリンク→SlideShare「ジャカルタフォーカス」から紙面で見られます。

貧困問題

「闇市」タナアバンとプレマン(マフィア)

インドネシアでは政治にも公然とプレマン(ヤクザ)が関与している。ヤクザは強烈な集票マシーンであり、さらに各種のビジネスで強い影響力をもっている。そのためプレマン方面の取材を強くしていた。高校の先輩である佐藤優氏がロシア情勢を知るためにマフィアへも情報網を広げていたことに影響された(佐藤氏の著書に詳しい)。

洪水集落・移転

大学生

大学時代は音楽家→映画監督→小説家というキャリアを歩もうと思っていた。実際には映像学科のある早稲田大学第一文学部を浪人してまで受験したが再び落ち、政治経済学部に入ることになった。